続: 萌えるSoftEther本

スラッシュドット2冊のSoftEther本のストーリーが出ていたので、ちょこっと昨日の日記に書いたような事をコメントしたらプラスモデレートされてるし(笑)。あんまり表には出てこないだけに、なんだか申し訳なくも有難いものです。

さて、このスラッシュドットのストーリーを掲載したのはwakatono氏ですが、氏のはてなダイアリー本日分(d:id:wakatono:20040613)に「萌え本」についての所感を書かれています。それによると「ブームは過ぎている」との事ですが・・・。うーん、確かに氏が指摘する、『単に「萌え本はあたるから出していこう」的なアプローチをする人はちゃんと落とし穴に落ちるようになってるような気がします。』にあてはまる本は増えてきている気がするし、それによる「萌え本」としての品質低下で読者離れが起きている真っ最中なのかもしれません。ブームが過ぎ去った(とwakatono氏が指摘する)今では、取ってつけただけの萌え本は駆逐され、萌え要素と本来の解説書としての機能が高い次元で融合した良書(氏が挙げるところには「萌えるシリーズ」や「もえたん」もそれに含まれていますね)だけが生き残っていくのかもしれません。そう考えるとこの「萌えるSoftEther本」は、ふつーの解説書だったものに、「かわいい絵がある方が売れるから」という理由で、表紙と本文の途中途中に無理やり漫画を載せただけのものに見えてきます(あ、恋単とかもそうかも(笑)。

もえたん」や「萌えるシリーズ」のコンセプトは、「読者が学習意欲を落とさず、楽しみながら読み進めることで本来の解説を飲み込みやすいようにする」という事だろうし、製作者側でも十分にそれを念頭に置いて編集を行ったからこそ、あのような高度な萌え要素との融合が達成されているんですよね。それを意図せずに、単に「売れるから」という理由で萌え絵を配合して製作された本は、この「萌え解説書本来の、萌え要素を入れる意味」が無くなっています。「萌え本」を名乗る本は、見た目だけじゃなく、機能としての萌え要素インプリメントしてもらいたいものです。

#と、偉そうに書ける人間でもないけど・・・(汗