5日の日記・番外編

昨日、予定通り寝台あけぼので東京に戻ってきました。今回で寝台を使うのは3回目。最初は下り上野〜遊佐をA寝台個室(!)で、お次はB寝台開放で上り酒田〜上野。そして今回はB寝台個室(ソロ)で2度目と同じく上り酒田〜上野です。とりあえずゴロンとシート以外は(てかあれば寝具のないB開放ですしね)あけぼの全種制覇(笑)。でも、今回のB寝台個室はすごくよかったー。いや、ある面ではA寝台を凌いでいますし。というのも、寝る方向が他のA個室、B開放と違って線路と平行なんですよ〜。これだと、窓の景色を眺めながら乗るのに丁度いいんです。もちろん部屋の豪華さや広さはA寝台にかなわないけど、あれはB開放と同じく、枕木平行タイプ。これだと窓を眺めづらいんですよね。その点B個室は車窓の景色マニアのあたしには最適。さすがに枕に頭をつけながらだと空しか見えないけど(B個室上段ならいけるかも)、上半身おこしながらボーっと眺めるだけでも足は布団に包まっていられるから寝台気分が味わえます。

酒田から新津までずーっと外ながめていました。走っていくところは田んぼの中だったり、海のすぐ横だったり、山のなかだったりしてほとんど真っ暗だけど、そんな中にもぽつぽつと光が見えます。集落から遠く離れた一軒屋だったり、送電線の鉄塔の赤いランプだったり、駅名の看板の明かりだけついた無人駅だったり。漆黒の日本海の中にも、白く強い明かりを放つあかりがありました。イカ釣り漁船かな・・・。光があるところは、人の住まう場所だったり、人の作ったものだったりするわけだけど、それを見ながら、その土地の人の暮らしっぷりをあれこれ考えるのが好きなんですよね。日中の風景もそうだけど、夜は夜でその時でしかわからないものもあって楽しいです。そんな中、動力を持たない客車寝台が静かに通り過ぎていく様は、ちょっとした寂しさもあって萌えます。

新津では、大阪からはるばるやってきた寝台日本海とすれ違い、貨物列車の待ち合わせを見た後、眠りにつきました。目がさめた頃にはもう大宮。今度はB寝台個室の上段、反対側目当てで乗ることにしよっと(笑